「Vシネ四天王」＆「Vシネネオ四天王」って誰？

劇場公開ではなくセルやレンタルを前提とした通称”Vシネ”と呼ばれるこのジャンルは、1990年代半ばから2000年代初頭にかけて隆盛を誇っり多くの作品がつくられました。

当時の勢いこそありませんが、現在もコンスタントに良い作品が制作されています。

当時Vシネマで名を馳せた、小沢仁志さん、哀川翔さん、白竜さん、竹内力さんの四人は「Vシネマ四天王」と呼ばれたレジェンド的存在です。

そして現在Vシネ界で活躍する、本宮泰風さん、的場浩司さん、中野英雄さん、山口祥之さんの四人は「Vシネマネオ四天王」と呼ばれレジェンドの後継者ともいうべき存在です。

「Vシネマ四天王」「Vシネマネオ四天王」について代表作など含め詳しく紹介します。

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Vシネマ四天王

まずはVシネマに最も勢いがあった当時に活躍したVシネ四天王と呼ばれたレジェンド４人をを紹介します。

小沢仁志

「顔面凶器」の異名を持つ日本屈指の強面俳優。

最近はバラエティ番組に出演し、「顔面凶器」とは大きなギャップのあるキャラクターもあり新しい層の人々の人気を獲得しています。

50代の方には伝説的テレビドラマ「スクール☆ウォーズ」の水原役が印象に残っていると思います。

また実弟である小沢和義さんもVシネ界では人気を誇る俳優さんで兄弟競演作も多くあります。

哀川翔

1980年代「一世風靡セピア」のメンバーとしてレコードデビューし人気を博した。

その後主にVシネマで活躍を続け2004年の「ゼブラーマン」で主演作品100本の快挙達成。

2005年には日本アカデミー賞で優秀主演男優賞を受賞。

さらに俳優だけにとどまらず、もはやプロのカブトムシの飼育や親しみやすいキャラクターでバラエティでも大活躍中。

奥さんは元女優の青地公美さん、長女はcossamiのMINAMI、次女は女優の福地桃子。

竹内力

Vシネマ界のパイオニアといってもいいのがこの人でしょう。

1986年大林宣彦監督の青春映画『彼のオートバイ、彼女の島』でデビュー。

その後はヤクザ・チンピラ役が多く一般映画への出演は減少しVシネマへの出演が増えた。

そこで人気を博し「帝王」と呼ばれるまでになり、2000年後半からは再び一般映画・ドラマへの出演が増えた。

最近ではバラエティ番組への出演・演歌歌手としてのデビュー・映画プロデュースなど、マルチな才能を発揮しています。

そんな竹内力さんですが、俳優になる前は何と２年間銀行(元三菱UFJ銀行)に勤務していたそうです。

白竜

1979年に白竜バンドとしてデビューしたミュージシャン。

1984年公開の劇場映画『いつか誰かが殺される』で俳優デビュー、その後Vシネマで活躍するようになる。

四天王の他の3人と比べるとバラエティ番組などに出演する機会は少ないが気さくで明るい性格でお笑い番組は大好きとのこと。

Vシネ以外でも北野武作品の「アウトレイジ」シリーズでもさすが白竜という存在感を見せていました。

Vシネマネオ四天王

Vシネ四天王は現在も活躍していますが、その後継者と言われ今最も活躍しVシネネオ四天王などと称されている４人を紹介します。

本宮泰風

本宮泰風さんもVシネマ界でレジェンドの域に達している俳優でしょう。

妻はタレントの松本明子さん、実兄は俳優の原田龍二さんです。

また、Vシネネオ四天王の一人である山口祥之さんとは高校時代からの親友で共演策も多いまさに相棒と言える間柄です。

「芸能界最強」と言われるほどの武闘派であり、総合格闘チーム「本宮塾」の塾長も務めています。

的場浩司

18歳で「天才・たけしの元気が出るテレビ」草野球コーナーに出演して芸能界入りし、その後は俳優として数多くの映画やドラマに出演。

「NHK大河ドラマ」や「水戸黄門」にも出演する人気俳優です。

バラエティでも活躍する一方、最近は企画段階から携わったVシネマ作品が発表されています。

中野英雄

1985年哀川翔さんから誘われ劇男一世風靡に参加し柳葉敏郎の付き人となる。

1992年フジテレビのドラマ「愛という名のもとに」でのチョロ役でブレイク。

気の弱い役からコワモテ役まで幅広くこなす演技力が魅力。

次男の俳優・中野太賀さんも若手きっての演技派としてブレイク中。

山口祥行

千葉真一さんが創設したジャパンアクションクラブ(JAC)出身でスタントを得意とする一方、その美声から声優業も行うなどマルチに活躍。

Vシネ四天王・ネオVシネ四天王の中でも最年少で同じ年の本宮泰風さんとは高校時代からの親友。

日本語・韓国語・英語で会話できるトリリンガル。

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